半島の悲劇 2019 2 24
朝鮮半島については、過去10年間、
私が何度も書いてきたことを「総集編」で書きましょう。
私が北朝鮮の政治指導者だったら、こう考えます。
韓国の後ろに日本がついていると、
北朝鮮にとっては最悪なので、
韓国に大量の工作員を送り込んで、
韓国と日本を離反させる。
さらに、長期計画として、将来の政治家の卵を育てる。
もちろん、韓国人の深層心理には、
「統一朝鮮」という悲願があるかもしれませんが、
そういう心理も利用されるでしょう。
しかし、仮に「統一朝鮮」ができても、
金正恩が大統領であり、それ以外の選択肢はありません。
最近、北朝鮮は、国連の経済制裁が威力を発揮して、
崩壊寸前かもしれないと言われ、
そういう期待感が韓国にはあるかもしれません。
つまり、朝鮮半島の冷戦は、韓国の勝利に終わるという期待感でしょう。
しかし、北朝鮮の崩壊後に、本当の地獄が始まるのです。
かつて、米ソ冷戦時代に、
「東側諸国の優等生」と言われた東ドイツが崩壊したら、どうなったか。
「優等生国家」の現状は、かなりひどいものでした。
さて、北朝鮮は、「優等生国家」でしょうか。
米ソ冷戦時代が終わって久しい。
もはや、世界には、あの時の高揚感はありません。
つまり、誰も「統一朝鮮」の復興には興味がないということです。
北朝鮮には、レアメタルの鉱山が有望であると言われますが、
そもそも、金属資源のコストは、人件費そのものと言ってよいでしょう。
話がそれましたが、
「統一朝鮮」の「韓国地域」の生活レベルが、
北朝鮮レベルになった時、世界は、動くでしょう。